花壇や門まわりの植栽

施工例3 フェイジョアのシンボルツリーがあるフロントガーデン


 立派に育っていたオリーブが害虫の被害で枯れてしまったこと、そして私生活の変化がきっかけでデザインのご依頼をいただきました。

施工前の様子:コルジリネが間延びし、下草のオカメヅタが繁茂していた
施工前の様子:コルジリネが間延びし、下草のオカメヅタが繁茂していた

<施工前>

 東向きで午前中は日当りがよい、という好条件のため、オカメヅタが繁茂し、新緑の頃の手入れはとても大変だったそうです。また、コルジリネは間延びし扱いが分からない、また特に気に入っているわけではない、とお打合わせ時に判明しました。

 

<提案内容>

 既存植物は全撤去し、オカメヅタの根が残らないように可能な限り取り除いた後、土を入れ替えることにしました。

 植栽計画では、「オリーブの雰囲気が好き!手入れには時間が大変でないもの」とのいうご要望に合わせ、シンボルツリーをフェイジョアにしました。下草や潅木も永くカタチを保ち、繁茂しすぎない植物で、フェイジョアの雰囲気に合うように選びました。「お砂場を作りたい!」との要望もありましたので、お客さまが購入された既製品を設置しています。動線にかかりそうな部分は既存レンガを使用して舗装しました。

 次の新緑の頃には下草がフンワリと馴染んでくれることでしょう。慌ただしい日々のなか、ほんの少しでも気分転換できるお気に入りの場所になれば嬉しいです。

☆ブログでも詳しく紹介させていただきました。ぜひご覧ください→① 

 


施工例4 花や実もの、そして香りを楽しむ庭


  花壇は南側の日当りのよいお庭、そして門廻りは明るい北側の位置にありました。以前は、お施主さまご自身で花壇に季節の花や野菜を植え育てていたそうです。しかし、毎シーズンの植替えが少し負担になってきた、とのこと。頻繁な植替えが必要なく、繁茂しすぎない植物にしたい、とのご要望でした。花壇と共に、北側の門廻りの足元の植栽もご提案させていただきました。

南向きの庭にある花壇の植栽デザイン
植込みから約1年後:植栽が理想のボリュームまで成長しました

 リビング&ダイニング前の南向きの花壇は、部屋に合う優しい雰囲気の植栽デザインにしました。太陽の光をいっぱい浴びて咲く花、香りや実のなるもの、そして触れたくなるフワフワした葉ものを選び、五感を通して植物を味わえるようにしました。手入れ時に扱いやすく、形を整える程度でよい植物としています。既存のブルーベリー、ラベンダー、ハツユキカズラは移動させ、植物達と一緒に植えています。1階の部屋から見て、植栽全体の高さバランスがとれた花壇が理想であり、お施主さまの生活に馴染むものとなれば、嬉しく思います。

 

 北側の門廻りは、既存の門や床の色に合う植物で明るい日陰に適応するものを選びました。落ち着いた雰囲気の葉の色や形、模様で変化をつけています。控えめだけれど、季節の花が出迎えてくれる計画にしました。